糖質で太る理由とは?ロカボ(糖質制限)ダイエットの基礎知識!

メジャー

ロカボ(糖質制限)ダイエットを始める、または続ける上で、“なんで糖質を制限すると痩せられるのか”って知りたくないですか?興味ありませんか?

日々色んな事に興味を持っている皆さんならきっと知りたいはずですよね…!
という訳で、糖質を摂ると太る理由や、糖質を制限するとどんな効果があるのかを調べてみました。いつもよりちょこっとだけ難しい話になってしまっているかもしれませんが、モチベーション維持のためにも、ぜひ読んでみてください♪

糖質を摂ると太る理由-糖質と血糖とインスリン

人間の体が糖質で太ってしまうメカニズムには、血糖とインスリンが密接に関わってきます。

いきなり、血糖とインスリンが密接に関わってくると言われても、読者の方は「なんのこっちゃ?」となってしまっているかと思いますので、もうちょっと詳細に説明します。

血糖とは血液中のブドウ糖(グルコース)のことで、食事に含まれている糖質を摂取すると、この血糖の量(=血糖値)が上昇します。

一方、インスリンとは、すい臓から分泌されているホルモンです。糖質を取り、血糖値が上昇すると、このインスリンが分泌され、肝臓や筋肉に糖を運びます。そしてその上で、余った分を脂肪細胞に取り込みます。

つまり、インスリンは余った糖質を脂肪に変えてしまうのです。

それだけでなく、それとともに、脂肪を蓄えて、さらには脂肪が減らないように燃焼させにくくする作用があります。

このためインスリンは”肥満ホルモン”と呼ばれる事もしばしばあります。

つまり、

①糖質を摂る

②血糖値が上昇

③インスリンによって血糖が脂肪に変換される

④インスリンによってさらに脂肪が燃焼されにくくなる
このサイクルによって、ヒトの体は太ってしまうのです。そのため、糖質を制限すればこのサイクルから抜け出し、痩せる事ができるのです。

二つのエネルギー源-糖質と脂質

糖質と脂質

ここで次に気になるのは、糖質を制限しちゃうと体にエネルギーが行き渡らないのではないかという点ですね。

私たちの体は、ブドウ糖(≒糖質)と脂肪酸(≒脂質)のふたつのエネルギー源を持っています。

人体を仮に自動車に例えると、ブドウ糖はターボエンジンの役割を果たし、激しい運動などの時に消費されます。

一方、脂肪酸は体内におけるガソリンのような役割を果たし、主に軽い運動の時に燃焼されます。

そして、この二つのエネルギー源の内、優先的に燃焼されるのが糖質なのです。

ガソリンに当たる脂肪酸を燃焼させたいのに、糖質を摂ってターボエンジンを始動させてしまうと、血糖を使い果たすまで脂肪酸の燃焼はされません。

また先ほども述べたように、インスリンの効果により、脂肪がさらに燃焼されにくくなってしまうので、余計に脂肪酸がたまっていってしまいます。

脂質をエネルギー源に

エネルギー

勘の良い読者の方はもう気づいているでしょうが、糖質に上記のようなデメリットがある以上、糖質の代わりに脂質をエネルギー源にするのがロカボ(糖質制限)ダイエットです。

エネルギー源として、糖質ではなく、脂質を摂ることでインスリンの排出を抑え、効果的に脂肪酸を燃焼させるサイクルを作る事が大事となってきます。

とはいえ、もちろん脂質も脂肪酸に変わるものですので、 極端な脂質の摂りすぎは、カロリーオーバーとなり、太る原因となりますので、あくまで常識の範囲内で脂質を摂取しましょう。

また、脂質の中にも良質のものと、あまり良くないものがありますので、オリーブオイルや魚などに含まれる良質の脂質を取るよう少し意識していきましょう。

いかがでしたでしょうか。

少し難しかったかもしれませんが、以上が糖質で太る理由と、ロカボ(糖質制限)ダイエットの効果となります。

理屈なしでダイエットをはじめるより、理屈をわかってダイエットに取り組んだほうがきっと長続きすると思うので、頭の片隅で覚えていてくださいね♪

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